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即日インプラントは治療期間の短縮など、多くのメリットがある治療方法です。しかし、ほかの治療と同様に、いくつかのデメリットがあるのも事実です。
治療方法を選択する際には、メリットだけに目を向けるのではなく、どのようなリスクがあるのかデメリットの部分も十分理解して治療に臨む必要があります。今回は即日インプラントのデメリットについて解説していきましょう。

即日インプラントのデメリット

即日インプラントを実施するためには、通常のインプラント手術よりも高度な技術が必要となります。そのため、以下のようなデメリットが発生することもあります。
     

感染症のコントロールが難しい

抜歯を伴うインプラント治療では、即日インプラント以外に4週間から16週間後におこなう早期埋入、6ヶ月程度経過後におこなう待時埋入があります。早期埋入は歯肉組織と骨組織がある程度治癒した段階で、待時埋入は歯肉組織と骨組織が完全に治癒した状態で埋入をおこないます。これらの方法では、組織が治癒していることにより、歯周病などの感染症をコントロールしやすいといわれています。
一方で即日インプラントの場合には、抜歯後に相当注意深く組織を除去する必要があり、埋入時に治癒の具合を確認できないので、感染症のコントロールが難しいといわれています。
     

治療失敗のリスク

上記の感染症の場合もそうですが、即日インプラントは基本的に1回で手術を終了するため、患部の様子を見ながら治療することができません。インプラント埋入後に骨吸収や歯肉の変化など治療部位がどうなっていくのか、高度な予想が必要となります。万が一、予想通りにならない場合には顎骨とインプラント体の結合が得られなかったり、再手術が必要になったりすることがあります。そのため、後ほどご紹介するように歯科医院側も治療失敗のリスクを避けるため、即日インプラントの適応条件をかなり厳しくしています。

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即日インプラントは、高度な医療技術が必要

即日インプラントの手術は、抜歯、インプラント体の埋入、ときには仮歯の装着まで一度の手術でおこなうものです。そのために、インプラント手術の技術はもちろん、抜歯に関しても経験と高度な技術が必要になります。このような技術に精通していないと、後に紹介するデメリットが発生することにつながります。

抜歯

抜歯に関して特に重要なことは、抜歯をした部位の処置です。もともと抜歯をする歯は健康ではなく、虫歯や歯周病ばどになっていて残せないものです。ですから、抜歯をした部分の組織には炎症があるので、丁寧に取り除く必要があります。また、インプラント体と顎骨を結合させるために新しい顎骨を接合面に露出させておく技術も必要になります。

骨の補填

抜歯部位とインプラント体の直径は必ずしも合致しません。多くのケースで隙間が出てしまいます。このような場合には「骨補填(こつほてん)」という技術が必要となります。自分の骨の一部や骨補填材を利用して、隙間を埋めていきます。もちろん、単に隙間を埋めるだけではなく、なるべく骨吸収(骨が痩せていく現象)などを計算して骨補填をおこないます。

インプラントのポジショニング

即日インプラントは、インプラント体を埋入するときのポジショニングが非常に重要となります。事前のCT検査によってシミュレーションするのはもちろんですが、抜歯後の患部を目視して骨の状態などの確認も必要です。また、骨吸収が起こるとインプラント体との結合がうまくいかない場合もあるので、ポジショニングは天然歯よりも内側にすることもあります。これは、外側(唇側)から骨吸収が起こるためです。

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即日インプラントと即時荷重に伴う問題

即日インプラント治療では、すぐに噛めるように「即時荷重(そくじかじゅう)」をおこなう場合もあります。即時荷重とは、即日インプラントと同時に仮歯を装着してその日から噛めるようにすることです。数ヶ月経過後、顎骨とインプラント体の結合が確認されれば、仮歯を外して正式な人工歯を装着します。
      

即時荷重の適応条件

まず、顎骨の高さ、幅、骨密度が十分でなければ即時荷重はできません。そして、即日インプラントの手術において、十分な固定が確認されることも必要条件となります。適応しているかについては、術前、術後のさまざまな検査で判断されます。
      

即時荷重の注意点

即時荷重は噛み合わせを必要最小限にとどめる処置がとられます。また、段階的に負荷を増加させるプロブレッシングブローディングが推奨されていますので、最初はごく柔らかいものを食べることになります。また、歯ぎしり、くいしばりの癖がある場合には要注意です。
      

即時荷重のデメリット

      

仮歯が壊れることがある

即時荷重は、仮歯を入れる治療方法です。仮歯は正式な人工歯と比較して耐久性は劣っていることが多いです。もし、壊れてしまえば歯科医院で交換してもらうことになり、費用も発生します。
      

顎骨とインプラント体の結合が得られない

一番大きなデメリットとしては、顎骨とインプラント体の結合が得られない場合があることです。結合の前に負荷をかけることにより、インプラント体が動き結合しない現象も起こり得ます。もし、結合しない場合には治療失敗となり、再手術となります。
     

即日インプラントは治療を受けられない場合も多い

即日インプラントには前述のとおり、適応条件があります。治療ができない主な条件は以下となっています。
      

抜歯部位の骨量が足りない

骨量が足りない場合には、インプラント体と顎骨の結合が得られませんので、即日インプラントはできません。しかし、抜歯後に骨造成などの手術をして骨量を増加させ、後日インプラント手術ができる可能性は十分にあります。
      

炎症が広範囲にある

歯周病などのため、炎症が広範囲にある場合も即日インプラントの適応とはなりません。前述したように炎症がおさまるまで治癒を待つ早期埋入によってインプラント手術をすることになります。
      

喫煙

喫煙は顎骨とインプラント体の結合を阻害する要因となります。また、傷の治癒も遅延させるので、即日インプラントだけではなく、インプラント治療をする場合には禁煙することが推奨されています。

即日インプラントは歯科医院選びが重要

      

即日インプラントの歯科医院選び

即日インプラントは、先に述べたように高度な医療技術が必要となります。そのため、どこの歯科医院でも治療ができるわけではありません。即日インプラントが可能であるかの的確な判断はもちろん、手術や検査の技術も重要になってきます。
歯科医院選びには実績などを踏まえて、実際に歯科医院まで足を運び相談をしてから決めることをおすすめします。治療の疑問点から料金についてまで、丁寧に対応してくれる歯科医院を選びましょう。
      

メリットだけを見ず、自分に合った治療を

即日インプラントは確かにメリットが大きい治療方法です。しかし、ご紹介してきたようにデメリットも多くあります。インプラント治療には、さまざまな方法があり、自分の症状に合った治療方法こそがベストな治療と成り得ます。メリットだけにとらわれずに、信頼できる歯科医師とよく相談して、自分に合った治療方法を選択してください。

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