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すべての歯が使えなくなってしまった場合、従来の治療方法としては入れ歯や骨の移植、または8本から14本程度のインプラントの埋入が行われてきました。どの治療も費用が高いことが特徴であり、総入れ歯から総インプラントに移行する際にも費用がかかるため、治療をためらう患者さんが少なくありませんでした。

しかし近年のインプラント治療は、従来の方法よりもさらに安く仕上げることが可能な「All-On-4(オールオンフォー)」や「All-On-6(オールオンシックス)」が採用され、治療が素早く安価に受けられるようになっています。

ここでは、総インプラント(オールインプラント)の費用や手順、注意点について紹介します。

インプラントにかかる費用

インプラント治療は歯に人工歯根を埋め込み、人工の被せ物をアバットメントと呼ばれる器具で接続して歯をつくる方法です。オールインプラント(総インプラント)はこの方法にしたがって、すべての歯をインプラントで仕上げるものです。

近年注目されている「オールオンフォー」「オールオンシックス」は、土台となるインプラントの埋め込みから仮歯の装着まで一日で行えるオールインプラント治療です。手術を行った当日に仮歯を付けて食事を摂ることができるので、タイムロスの心配がありません。

インプラントの価格は一定ではない

インプラントの埋入にかかる費用は、インプラントの種類や本数、歯科医院のある地域によって異なります。東京や大阪をはじめとする大都市圏では、費用が高額になる傾向にあります。

インプラントそのものの価格は1本あたり15万円から60万円程度の価格帯で推移しており、入れる本数に1本あたりの値段をかけあわせて算出します。オールインプラントになると、治療する歯の本数が増えるために、費用も高額になります。

また、インプラントを埋入する部位が上あごなのか、下あごなのかによっても費用が変わるほか、骨の移植など口腔外科領域に関わる治療が行われればさらに費用がかかります。

インプラントの本数を少なく抑える「オールオン4」や「オールオン6」は、通常のオールインプラントよりも費用を抑えることができます。初回のカウンセリング時に、治療にかかる費用の大まかな見積もりを出してもらうことをおすすめします。

インプラントの埋入に関わる治療は医療費控除の対象となります。医療費には、歯科医院を訪れる際にかかった交通費や、歯科医院で購入した医薬品も対象となりますので、こちらも併せて確認しておきましょう。

インプラントは保険で賄える?

インプラントは患者さんが自ら選択する自由診療なので、一般的な症例では保険適用外となります。ただし、下記の条件を満たすことにより、インプラント治療を保険適用で受けることができます。

チェックポイント

保険適用となるケース
  • あごの骨の形成不全
  • 骨の移植によってあごの骨の再建がされている
  • 生まれつきあごの骨の3分の1以上が連続で失われている
  • 上あごの3分の1以上が連続して失われており、鼻腔や副鼻腔に繋がっていると診断されている
  • 下あごの3分の1以上が連続して失われており、病気などで切除したと診断されている

オールオン4とオールオン6

最新のインプラント治療である「オールオン4」「オールオン6」は、口の中のすべての歯を4本もしくは6本のインプラントで支える方法です。埋入数を減らすことで、患者さんの骨や口腔内の組織にかかる負担も減らし、治療費も抑えられます。

オールオン治療は、上顎洞や下顎神経などの繊細な組織を避けながら、丈夫で安全な骨に長さのあるインプラントを埋めこみます。丈夫な骨を選んで安全に埋め込むため、すべての歯を強く固定できます。

オールオン治療は、歯がしっかりと固定できれば手術の当日からものが噛めるようになります。よって、通常の飲食や会話も可能。一般的なインプラント手術は、神経や血管の移動、上顎洞を持ち上げる手術などを別途行わなければなりませんが、それらの手術の必要なく、インプラントを埋入できます。

オールオン治療は被せ物の歯を制作する際の自由度が大きく、仕上がりも美しくなります。審美的な観点からみても、従来のインプラント治療以上の仕上がりが期待できます。

オールオンインプラントの費用

通常のインプラントの埋入には、12本の歯を8本から10本のインプラントで支えます。1本あたり30万円前後を目安と考えると、10本で300万円の計算になります。ここに人工歯を装着するため、トータルの価格は400万円近くになると考えられます。

このように従来のインプラント治療は費用が高額であり、なかなか治療に踏み出せない人が少なくありませんでした。しかし「All on 4」「All on 6」と呼ばれるインプラント治療が登場し、1本当たりの歯にかかる費用を抑えられるようになりました。

オールオンフォーはまだ日本に進出して間もないため、治療のできる歯科医院が限られていますが、歯1本あたりにつき15万円程度とリーズナブル。12本の歯を治療する場合180万円となり、お得度の高い治療として注目されています。

インプラント治療の手順

インプラントを埋入する際には、必ず事前のカウンセリングと診察が必要となります。医院によっては、カウンセリングルームで既往症や治療の履歴などを医師に伝え、現在抱えている口腔内のトラブルについて、希望なども含めて話します。

ここで疑問点や要望などをしっかりと伝え、自分に合った治療を提案してもらうことが大切です。オールオン4やオールオン6などを希望する場合も、前もって伝えておきましょう。次にCTやレントゲンを使って画像を撮影し、診断を行います。インプラント治療に特化した歯科用X線CT装置で、正確な口腔内の状態を把握します。

インプラント治療は骨に器具を埋入するため、痛みを不安視する患者さんも多くみられます。歯科医院によっては、治療に入る前に静脈内鎮静法を使い、治療の痛みを軽減してから治療に入ります。

麻酔の後、インプラントを適切な箇所に埋めこんで、仮歯を付けます。治療当日のうちに帰宅が可能であり、手術後一定の時間が経過してから最終補填物を装着して終了となります。

治療後はメンテナンスが定期的に必要となりますので、医師との話し合いのもとで計画的にメンテナンスを行いましょう。

オールインプラントの注意点

医師の技術力がインプラントの仕上がりを左右する

インプラントの埋入には手術が必要であり、歯肉を切開して縫合するなどの大掛かりな治療が必要となります。手術にあたり、歯茎の腫れや出血、細菌感染などのリスクも問題視されています。

特にオールオン4やオールオン6は、あごの力と歯の上部構造とのバランスが重要となります。上部構造がものを噛むときの力に耐えきれず、壊れてしまうこともあります。患者さんによってはインプラントを埋入することで「骨吸収」や「歯肉の退縮」が起こる可能性もあり、口腔内に起こるリスクについて事前に歯科医と話し合っておくことが大切です。

手術は医師の手腕が問われる部分であり、予後にも大きく影響するため、インプラントに関する情報や研究に詳しく、信頼のできる歯科医院を探しましょう。

インプラント導入後の注意点

インプラントは埋入して終わりではなく、治療後もメンテナンスが必要となります。メンテナンスにかかる費用は保険適用外であるため、常に治療費を確保しておかなければなりません。

オールインプラントの場合歯のすべてが人工歯になりますので、メンテナンスをせずにいると、埋入したインプラントがぐらついたり、インプラントが抜けたりといったトラブルの可能性も。

費用が高いために治療ができない患者さんも多いのですが、気になる症状があればこまめに歯科医院でチェックし、こまめな調整を行って歯を健康に保ちましょう。

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