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インプラントが不自然になるケースとは?芸能人も陥る意外な落とし穴

芸能人や有名人にみられる、曇りのない真っ白な歯。歯並びの美しさとあわせて、こんな口元になりたいと憧れる人も多いのではないでしょうか。

ここでは、インプラントが不自然になる原因と安易なインプラント治療がもたらす見た目のアンバランスさについて詳しく紹介します。

芸能人にも少なくない「不自然なインプラント」

歯が白い芸能人と聞くと、元プロ野球選手の新庄剛志さんや、多方面に活躍するアーティストのGACKT、人気お笑い芸人バナナマン日村勇紀さんなどが挙げられます。美しい歯並びと白い歯が魅力的ですが、口コミをみると「歯の白さに違和感がある」という意見も。

芸能人の歯が魅力的だからといって、すべての患者さんに真っ白な歯が適しているわけではありません。インプラント治療の目的は第一に噛み合わせや発話など、歯がもっている本来の機能の回復であり、機能回復と同時に歯の形や歯の大きさ、色の白さなどもオーダーメイドで決めていかなければなりません。

インプラントが不自然になる原因

歯が白すぎる

インプラントが不自然に見える原因の一つが、その人に適した歯の色から逸脱している場合です。歯の色は、とにかく白ければいいというわけではなく、肌や唇など全体的な色のバランスも考えなければなりません。

歯が抜けた箇所にはインプラントを埋め込み、その上に白い歯を被せることで美しい歯並びが手に入ります。しかし、歯の色を決める段階で漠然と白い歯をリクエストしてしまうと、周りから浮いてしまうほど白い歯が被せられてしまうおそれも。

光り輝くような歯よりも、ナチュラルに顔の表情に溶け込むような自然な風合いの色を選んだほうが、年をとってから歯だけが白く浮いて不自然になる心配がありません。

あごの骨の萎縮

あごの骨は、歯を失うことでどんどん萎縮していきます。歯のない状態を放置していると、放置期間が長くなるほどにあごの骨が少なくなり、インプラントを埋め込むのに十分な骨量ではなくなっている場合があります。

歯を失って何年も経った骨にインプラントを埋め込む場合、本来歯が生えていた場所よりもさらに内側に埋め込まなければならなくなります。

萎縮を起こしているあごに対しては、インプラントを外側に傾けた状態にして、数年後の歯の位置を先取りした状態で埋め込みます。

将来の歯のポジションを先取りすることで、あごの内側に十分なスペースを取りながら不自然な見た目を予防することができます。

埋入位置の問題

インプラントが不自然に見える原因は、歯の白さだけではありません。インプラントを埋め込むことによって「骨吸収」が起こり、それとともにインプラント部分の歯肉が退縮して見た目がアンバランスになってしまうのです。

治療後しばらくは整った歯並びが継続しますが、何年も経って歯肉にトラブルが起こるとインプラントを入れた箇所だけがバランスを失って、見た目に影響を及ぼすおそれも。

インプラントに審美性を求める場合、数年後から数十年後まで、長期的な変化を予測し、正しい位置にインプラントを埋め込まなければなりません。

自然な歯を手に入れるためには?

精密検査と医師の技術力が必須

インプラント治療は、患者さんの将来の口の中を予測しながら行わなければなりません。不自然な見た目にならないように、前もって歯科用CTやレントゲンなどの画像検査を行い、口の中やあごの状態を正確に判断します。

インプラント治療は歯だけの治療ではないので、あごや口の中全体のバランスも見極める必要があります。患者さんによってあごの大きさ、骨の量、歯の数や歯のバランスには違いがあるので、正確に診断することがベストな治療に繋がり、自然な見た目の歯が手に入ります。

正確な診断と治療には担当医の技術力も求められます。インプラント治療を専門に行っていて、症例数や実績が豊富な医師にかかることが、治療後の安心感に繋がります。

自然な色の被せ物を選ぶ

白い歯は多くの人にとっての憧れですが、白い歯が完璧に似合う人もいればそうではない人もいます。インプラントの土台を埋めた後は、不自然にならないように、自然な色の被せ物を選びましょう。

まずは主治医と話し合って、天然の歯に近い色合いの被せ物を選ぶようにします。すでに歯がほとんど抜けており天然の歯がない、もしくは天然の歯が色素沈着などで汚れており元の色が分からない場合は、被せ物の歯のカラーサンプルを見て天然の歯に見える色を選ぶと良いでしょう。

不自然なインプラント治療のリスク

歯が浮いて見える

不自然なインプラント治療には、歯が目立って見えるリスクがあります。その一つが、歯の色の問題です。

天然の歯というのは、真っ白ではなく人それぞれに個性があります。ナチュラルなアイボリーや、白さの中に透明感のある色など、天然歯の色合いは顔全体の表情にもしっくりと馴染みます。

それを白く際立たせてしまうと、遠目に見ても歯だけが白く輝いて見えるかたちになり、浮いてしまいます。これは色の白さだけではなく、歯並びが変化することによりインプラントの埋入箇所だけが浮いて見える場合もあります。

美しい口元というのは、歯の1本1本が隣り合う歯とのバランスを保つことで、全体の美しさを引き出しています。インプラント治療に審美性を期待するなら、歯の白さやバランスを考慮して治療を行うことが大切です。

噛み合わせが悪くなる

不自然にインプラント治療が行われた場合、見た目だけでなく実際の歯の機能にも影響を与えるおそれがあります。

正しい噛み合わせができていなければ、部分的な歯の違和感が続くことになり、咀嚼が上手くいかなくなってしまいます。治療直後はほとんど違和感がなくても、少しのずれが徐々に大きくなっていく可能性が。

インプラントを埋め込んだら終わりというわけではなく、年をとるにつれて歯肉が後退したり、歯肉部分で炎症が起きるなどしてインプラントが不安定になることがあります。

歯の位置が変わると噛み合わせが悪くなり、今まで普通にものが噛めていたのに歯がずれて噛みにくくなるというケースも。インプラントの埋入位置が数年後の歯の位置をも変化させてしまう可能性があるので、不自然な治療にならないように注意しなければなりません。

噛み合わせの悪いインプラントを放置していると、ものを噛んだときに部分的に強い力がかかってしまい、欠けや割れなどに繋がります。インプラントを埋め込んだ後は、定期的な確認やメンテナンスを行いましょう。

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インプラント治療以外の選択肢も検討を

インプラント治療は美しい歯並び、白い歯、天然の歯と同じように力をかけてものが噛めるといったメリットがあります。しかし担当医の技術力によっては、インプラントそのものの埋入位置が悪く治療後にトラブルが出てしまったり、患者さんに合わない色の被せ物を入れて見た目に違和感が出たりします。

インプラントは、患者さんの口の中の状態をみながら行う治療です。患者さんによっては治療が適しておらず、別の治療を勧められることもあります。絶対にインプラント治療を受けたいという患者さんでも、主治医とよく話し合ってから治療計画を組み立てていくほうが、治療後のリスクを抑えることができます。

主治医から別の治療を勧められたときは、安全に受けられる治療として検討することをおすすめします。

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