安心安全 インプラントナビ 安心安全 インプラントナビ

インプラントは多くの歯科医院や口腔外科に普及している施術です。近年では、歯肉を大きく切らずにインプラントを埋め込むことができる治療方法も登場し、安全に手術が行えるようになりました。

保険適用外の治療のため、費用面でインプラントを迷う方も多いのですが、患者さんのなかには年齢制限が設けられているかどうかについて気になっている方もいるようです。

ここでは、インプラント治療に適した年齢や年齢制限の有無、インプラントが受けられないケースなどについて詳しく紹介しています。

インプラント治療に最適な年齢

インプラント治療は20歳を過ぎていれば、ほとんどすべての方が治療可能です。明確に「20歳以上」としている理由は、成長途中の未成年者は骨の形成が不十分であると考えられるためです。

若い方でもインプラントの治療は可能ですが、少なくとも20歳以上でなければ治療不可とされてしまいますので、かかりつけの歯科医院で確認が必要です。

60歳以上は疾患に要注意

60歳以上になると、年齢的にインプラント治療が受けられるかどうか気にされる方が少なくありません。実はインプラント治療は、患者さんの口の中の状態や既往症によって向き不向きが変わるものなので、年齢による制限は設けられていません。

20歳を超えていて、全身疾患や麻酔・薬アレルギーがなく、骨密度や呼吸器に疾患がなければ、誰でもインプラント治療を受けることができます。90歳以上のご高齢の患者さんでも、治療にふさわしい健康状態であれば可能となっています。

反対に、インプラント治療に関わる疾患が見受けられる、骨量が足りていないもしくは骨の質がインプラントに耐えうるものではない方は20歳を過ぎていても治療が難しいと判断され、入れ歯や部分入れ歯などの治療が提案されます。

こちらも読まれています

インプラントはなぜ未成年者にはNG?

インプラントは安全な手術なので、若い人でも適用できると誤解されやすいのですが、骨が成長途中にあるお子さんは顔やあごの骨がしっかりとできあがってから手術を行わなければなりません。

未完成の状態でインプラントを埋入すると、位置の問題が後から出てくる可能性があり、無理にインプラントを埋め込むと、あごの成長そのものに影響を与えるおそれもあります。非常にリスクが大きくなります。

そのため、10代の未成年者が歯を事故やケガなどで欠損した場合には、骨の成長を待ってからインプラントを入れるようにします。一時的に入れ歯などを装着し、応急処置を経てからインプラント治療を検討することになります。

19歳でもインプラント治療が難しい理由

19歳というと、ほとんど成人なのだからインプラント治療が受けられると思われますが、人によっては19歳でもまだ骨が成長を続けていることがあります。特にあごの骨はしっかりとできあがった状態でなければ、インプラントの埋入には適しません。

男性は一般的に22歳まで、女性は20歳まで成長を続けるといわれており、厳密にいえば20歳でもまだすぐにインプラント治療ができる状態ではありません。できるだけ早くにインプラントを入れたいと考えている方は、20歳になった時点で歯科医院を受診し、画像撮影などを行って、骨の状態を診ながら治療の可否を検討するようにしてください。

年齢に関わらずインプラント治療が受けられないケース

インプラントは幅広い年齢層に適用される治療です。しかし、場合によっては治療不可となるケースがあります。

骨粗しょう症

骨粗しょう症はいわゆる骨の密度が減る病気で、程度によってはインプラントの埋入にふさわしくないと判断されることがあります。骨粗しょう症にも程度があるため、すぐにNGになるわけではありません。整形外科で専門的に検査し、その結果を歯科医院が共有して、治療方針を決定することもあります。

ただし、骨粗しょう症の治療薬である「ビスフォスフォネート剤」は骨の治癒を防いでしまうものなので、インプラント治療とは絶対的に相性が悪いとされています。ビスフォスフォネート剤を飲んでいる方は、インプラント以外の治療方法を選択する必要があります。

重篤な糖尿病

糖尿病は、持病であるぶんにはインプラント治療に影響は与えませんが、重篤なものになると体から抵抗力や免疫力がなくなるため、歯周病のリスクが高まります。これによってインプラントを埋入した後に歯周炎になったり、骨とインプラントの接合に影響を与えるおそれがあります。

糖尿病の患者さんは血糖コントロールを優先的に行い、健康状態を保ちながら歯周病のケアもこまめに行いましょう。インシュリンや降下剤を服用している場合、必ず歯科医師に服薬の内容を伝えましょう。

重篤な腎臓病

腎臓病も、糖尿病と同じく程度によってはインプラント治療が難しくなります。腎臓病を患うと体の免疫力が低下するため、一度できた傷が治りにくくなります。インプラントを埋め込んだ部分が治りにくく、さらに骨とうまく結合しないといった問題もあります。

さらに、症状が悪化し人工透析を受ける段階になると、血液を循環させる薬を常用するため、止血が難しくなる可能性も。症状にもよりますが、腎臓病の方は必ずかかりつけの泌尿器科や医療センターの医師に確認をとり、歯科医院と情報を共有するなどして治療方針を決定しなければなりません。

放射線治療中または治療後

癌の治療などで放射線治療を行っている方はインプラント治療ができません。あごの骨に直接放射線を浴びている場合は、外科的な一切の治療が禁忌となります。また、放射線治療を受けている方は麻酔を打つことで骨髄炎になるリスクもあります。

放射線治療を行った後は、一時的にだ液の分泌量が減ることがあります。インプラント治療において、だ液の不足は虫歯や歯周病のリスクを高めることとなり、歯周炎が懸念されます。

麻酔・薬品アレルギー

インプラント治療にかかわらず、麻酔や薬品にアレルギーをお持ちの患者さんは手術治療が難しくなります。ただし、使用する薬の種類や麻酔の使用歴の有無によっては手術が受けられることもありますので、患者さんのコンディションやアレルギーの程度がチェックされます。

インプラント治療ができないその他のケース

ここでは、年齢に関わらずインプラント治療が難しいと判断される基準を紹介します。

歯周病がある

インプラントは人工的につくられた歯根ですが、埋め込んだ周辺の歯肉などの組織が歯周病に罹患することがあります。これを「インプラント周囲炎」と呼びますが、普段から歯肉炎や歯周病がみられる患者さんは、口内環境を正常化してからインプラント治療を検討することになります。

インプラント治療は口腔内の環境が整っていなければ埋め込みができません。そのため、歯周病の治療を自発的に行わない、または拒否する場合はインプラント以外の選択肢を検討しなければなりません。

歯ぎしりや食いしばりが多い

噛み合わせや日常的なクセによって歯ぎしりや食いしばりを行う方は、インプラント治療を断られる可能性があります。

天然の歯は噛んでも歯ぎしりをしても、少し揺れ動いて力を分散する「遊び」があるため、根元に力が加わることがありません。しかしインプラントにはそのような「遊び」がなく、力をそのまま根元に伝えてしまいます。

歯ぎしりや食いしばりがある患者さんは、マウスピースを使ってクセを改善したり、矯正治療で噛み合わせを先に治してからインプラント治療に入らなければなりません。

主治医と話し合って治療方針を決める

インプラントは非常に質の良い治療で、歯根から丸ごと歯がなくなってしまった患者さんが、もう一度自分の歯を取り戻すことができる治療方法です。

しかし患者さんの健康状態によっては、インプラントがかえって健康を損ねたり、思わぬリスクを招いたりすることがあります。事前に医師と話し合いのうえ、デメリットを把握して治療方針を決めていきましょう。

歯科医院によっては難なくインプラント治療を勧めてくることもありますが、複数の医院で説明を聞き、体にかかるリスクを知ったうえで治療を行うことが大切です。

インプラントナビおすすめクリニックの選び方
  • コミュニケーションがしっかりとれる歯科医を選ぼう
  • アフターケア・アフターサポートが徹底している
  • 通院回数が必然的に多くなるので通いやすいエリアで探す