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一般的にインプラント治療の費用相場は、1本につき30~50万円ほど。ですが最近はずいぶん安い価格でインプラント治療ができる歯科医院もあります。相場より極端に安いインプラントは、格安インプラントと呼ばれることもあります。

どうして価格が安いのか、疑問に感じる人もいるかもしれませんが今回は、価格が安いインプラント治療が生まれる理由と、格安インプラントの注意点についてご紹介します。

価格の安いインプラント治療ができる理由

紹介や知り合いの場合はインプラント治療価格が安いことも

インプラント治療は健康保険の適用外になるため、ほとんどが自由診療です。

自由診療は、基本的に歯科クリニックが費用を設定できます。自由に診療費用の設定ができるからこそ、クリニックのドクターと患者とが知り合いの場合や、知り合いの紹介の場合などは多少費用が安くなるケースもあるようです。

再治療の場合はインプラント治療価格が安いケースが多い

インプラント治療の価格が安い理由には、再治療のケースも考えられます。再治療はいわゆるリカバリー治療と呼ばれるものです。

再治療(リカバリー治療)とは、何か不具合が起こった段階で行う治療のことです。インプラントは人工物なので、長期的に見てインプラント周囲炎やインプラントの緩みなど、不具合が起こることがあり得るからです。

価格が安いインプラント治療で懸念されること

インプラントの脱落などのトラブルにつながる可能性

インプラント治療はドクターで知り合いでない場合や、再治療でない場合でも、安い価格で治療を受けられるケースがあります。とはいえ、格安の料金設定にしている歯科医院の中には、トラブルリスクもはらんだまま治療を行っているケースもあるのが実情です。

実際、価格の安いインプラント治療を受けた場合、治療後数か月でインプラントが脱落したというトラブルも起こっています。

格安インプラント治療を受ける前の確認事項

費用が安い時こそ注意!インプラント治療前にしっかり確認を

インプラント治療は高額になりやすいので、価格が安ければそれだけで魅力的に感じられます。

ですが、だからこそ治療前に本当に安全に治療ができるかどうか注意しなければなりません。クリニックの評判や情報を収集し、インプラントの安全性や耐久性についてドクターに確認することが大切です。

  • カウンセリング、治療期間の確認
  • 使用するインプラントのメーカー・種類
  • ドクターの技術、インプラント治療実績
  • 歯科医院のインプラント治療設備
  • 治療の保証期間
  • 治療後の定期メインテナンス
  • 治療の追加費用の可能性

カウンセリング、治療期間の確認|丁寧な治療が受けられるか

価格の安いインプラント治療で注意したいことの一つ目が、丁寧な治療が受けられるかということです。インプラント治療は虫歯や歯周病といった歯科治療と異なり、外科的手術を行います。診察前に丁寧な検査やカウンセリングが行われているか、治療期間が極端に短くないかを確認しましょう。

価格が安い場合だと、カウンセリングの時間が短かったり、治療スピードを速めるなどして料金とのバランスを取っていることがあるからです。人によっては、インプラント治療の前に歯周病治療や歯列矯正、骨造成などが必要な場合があります。インプラント治療はその場しのぎの治療ではなく、長くにわたって付き合っていくものです。何度も治療するものでもないですし、一人ひとりの状態に合わせた丁寧な治療が必要です。

相談してみて、治療を急かされているように感じた場合は、避けたほうがいいクリニックかもしれません。費用を含め、丁寧なカウンセリングをしてくれるかまで、総合的に満足できそうな歯科クリニックを選ぶことが大切です。

インプラントのメーカー・種類|普及が少ないから安い価格提供になることも

インプラント治療の価格が安い場合は、歯科クリニックが使用するインプラントについても確認しましょう。インプラント治療を安い価格で提供できる理由として、材料費の安いインプラントのメーカーや種類を使用していることがあるからです。

一口にインプラントといっても、現在世界では100種類以上あり、日本でも30種類以上が使われているといわれています。種類が多い分、値段も実績もさまざま。中には治療実績の少ないことで価格が安いインプラントも存在します。歯科クリニックによっては、料金を下げるために治療実績が少ないものや安い素材のインプラントを採用していることもあります。

治療実績が少ないからといって粗悪なインプラントとは限りませんが、中には耐久性が低く、治療後すぐにインプラントが脱落してしまったようなケースもあります。最悪はインプラントをつくっている会社ごとなくなってしまい、不具合があっても修理できず保証もつかないというようなケースも考えられます。

一方、治療実績が多いインプラントは世界的にもシェアされていることがほとんどです。多くの治療に使われ、耐久性・審美面でも問題なかったという実績を持っているものといえるでしょう。

インプラント治療は、治療をして終わりではありません。治療後もメンテナンスをしながら毎日使い続けるものです。費用としては安い価格で済んだとしても、安心して使えるものを選ぶなら、多少金額が高いものの方が安心できる可能性は高いです。

インプラントの上部構造についても確認を

格安のインプラントによっては、インプラントの上に取り付ける被せ物(上部構造)が安いものを使っていて、費用を抑えているケースもあります。上部構造が安いものだと、噛み心地だけを重視して審美面の仕上がりは今一つということも。

インプラントの魅力は、使い心地だけでなく見た目の美しさや自然さも重要です。特に前歯は見た目の美しさが求められることも多いです。自然な見た目に仕上げるには、上質な素材や高い技術力が必要です。歯科クリニックに使用する素材のメーカーや種類を確認するときは、上部構造についても確認しておきましょう。

ドクターの技術、インプラント治療実績|歯科医師の治療技術が未熟なことも

インプラントの価格が安いと感じたときは、ドクターの技術やインプラント治療の実績についても調べてみましょう。歯科医師の中には、インプラント治療の経験が浅いということで自ら安い価格に設定していることもあるからです。

もちろん、治療経験が多ければ技術力もあるとは限らず、客観的に医師の技量を図るのは難しい面があります。しかし技術力に自信がある医師であれば、それなりの価格に設定している可能性も高いはず。あくまで参考程度の目安かもしれませんが、確認しておくに越したことはないでしょう。

ドクターやスタッフの技術力については、歯科医師の保有する資格や経歴、専門性、積極的に講習や研修、学会などに参加しているかがひとつの目安になるでしょう。その他、クリニックのホームページに症例写真やブログが掲載されているかも参考になることもあります。

歯科医院のインプラント治療設備|設備投資を抑えて安い価格にしていることも

歯科クリニックによってはインプラント治療費用を安い価格で抑えるため、手術室を置かないなど、設備投資を最低限にしている可能性があります。手術室がない場合でも、個室が用意されている、もしくはしっかり清掃を行っていて手術中はほかの治療を控えるなどの配慮がされていれば問題ないこともあります。

しかし、歯科クリニックは歯や金属を削ることが多く、空気中にたくさんのチリや浮遊物が舞っています。手術室がなくほかの治療と同じ空間で手術を受ける場合、感染リスクが気になります。ほかにも、空気中の浮遊物がインプラントとともに埋め込まれる可能性があります。浮遊物がインプラントと一緒に埋め込まれることは、インプラントがアゴの骨と結合しないというリスクにもつながります。

インプラント治療の場合、手術室で治療を受けないといけない決まりはありませんが、手術室や専用の個室が用意されているほうが安心といえるでしょう。価格が安いと感じたときは、どのような設備が用意されているかも確認しておくほうがベターです。

価格が安いときは医療設備が整っていないことも

インプラント治療の費用が安い場合は、クリニックの医療機器設備が整っていない場合があります。よくあるのは、CT設備がなくレントゲン撮影しかできない、もしくはCT撮影するにはほかの施設へ行かなければならないというケースです。

CTはレントゲンより骨の厚みや奥行き、神経や血管の位置など、正確な状態を把握しやすいため、手術のシミュレーションをしやすいというメリットがあります。安全な治療、患者の体の負担軽減のために、最近はCTを導入する医院が増えています。

ですが、全ての医院が対応しているわけではなく、従来のレントゲン撮影によって歯やアゴの骨の状況を把握するケースもあります。レントゲン撮影のみの場合は、費用は抑えられますが、正確な状態の把握は難しく、治療の安全性はCT撮影を元に治療をするほうが高いです。

治療費用が安い価格の場合は、クリニックの設備と合わせて医療機器の確認もしておきましょう。

インプラント治療の保証期間|治療後すぐの修理でも料金発生することも

インプラント治療はインプラントの脱落、欠け、割れといったトラブルのリスクがゼロではありません。不具合が出たときのために、多くの歯科医院では保証制度を設け、無料もしくは一部負担によってトラブルに対応しています。万が一を想定し、保証内容の期間や割合についても確認しておきましょう。

インプラントのやり直しに対する補償内容は歯科医院ごとに異なります。手厚い保証制度が設けてある場合は、5~10年間は不具合が出ても無料で修理をしてもらえる場合があります。

一方、価格が安いインプラント治療の場合は、治療後すぐの不具合でも一部負担が必要というケースが多いです。無料の保証期間があっても短かったり、保証の加入は無料でも、修理費用に高額な費用がかかるというケースもあります。

金銭的に余裕がないときは、少しでも価格が安いインプラント治療を選びがちですが、長期的に判断するほうがいい場合もあります。あとで高額な修理費用がかかって困るのを避けるために、なるべく長期間無償修理を受けられる歯科クリニックでの治療をおすすめします。

治療後の定期メインテナンス|価格が安いとメンテナンス代が高いことも

インプラント治療は、快適に使い続けるためにクリーニングや噛み合わせの調整など、治療後に年何回かの定期メインテナンスが必要です。

一般的な価格相場は、30分~1時間のメンテナンスで3,000円~10,000円程度ですが、インプラント治療費用を安くしている歯科クリニックでは、1回数万円のメインテナンス代がかかることがあります。定期メインテナンス料金を高くすることで料金バランスを取っていることが多いからです。

治療費用が安いと感じた場合は、治療前に術後のメインテナンス代や通院の頻度についても確認してみましょう。

追加費用の可能性|価格が安い場合「インプラントのみ」というケースも

インプラント治療の価格が安い場合、事前の検査や材料費などが追加費用として請求される可能性もあります。インプラント治療の価格相場である平均30~50万円というのは、インプラント手術の費用、事前の検査・診察代、インプラントの材料費、仮歯代など全てを含んだ価格が一般的です。

価格が安いインプラントの場合は、アゴの骨に埋め込むインプラントだけの価格、あるいはインプラントを埋め込む手術費用だけを提示していることがあります。インプラント治療は、アゴの骨に埋め込むインプラントのほか、その上に取り付ける上部構造やインプラントと上部構造を接続するアバットメントなど、いくつかのパーツでできています。

価格が安い場合、一部の費用のみの金額で、手術費用やほかのパーツは別途請求され、結局相場より高額になる可能性もあります。事前に見積もりを取り内訳を確認するとともに、追加費用がかかる可能性がないか、治療総額がいくらになるかを聞いておきましょう。

インプラント治療は低価格だけにとらわれない歯科医院選びを

価格が安い理由を歯科医師に確認を

インプラント治療の価格が相場より安い場合、格安で治療できる何らかの理由があるはずです。安い、と感じたクリニックで治療を受ける場合は、ご紹介した注意点を参考に、治療費用を安く抑えられる理由を歯科医院やドクターに事前にしっかりと確認しておきましょう。

費用は安く抑えられても、耐久性・審美性に不具合が生じては意味がありません。満足いくインプラント治療を受けるためにも、価格だけに捉われず総合的に判断し、歯科医院選びをするのが大切です。

インプラントナビおすすめクリニックの選び方
  • コミュニケーションがしっかりとれる歯科医を選ぼう
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