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インプラント治療は魅力的な歯科治療ですが、手術する以上不安を感じる人も多いです。実際に、1950年代から登場してすでに半世紀以上の歴史があるインプラント治療ですが、技術が向上してもトラブルやリスクの可能性はゼロではないのが実情です。

今回は、インプラント治療で感じやすい不安と解決策についてご紹介します。

インプラント治療で起こりやすい不安|経済的な問題

健康保険の適用外からくる費用面での不安

インプラント治療を魅力的に感じる人は多いですが、費用面の不安から手が出せないと感じるケースは多いです。自由診療で保険がきかず、費用が高額になりやすいインプラント治療ならではの悩みといえます。

特に入れ歯やブリッジからインプラントにしたい場合は、複数の歯の治療が必要になることもあります。「1本ならなんとかなるけど何本も治療費が出せない」と感じて諦める人もいるようです。

ローンや分割が可能なら不安解消になることも

治療を依頼する歯科クリニックによりますが、中にはクレジットカード払いやデンタルローンといったローンや分割払いに対応している場合があります。

失った歯がよみがえるメリットはあれども、経済的な不安から二の足を踏んでいるという人は一度歯科クリニックに相談してみてはいかがでしょうか。

インプラントの手術に対する不安

手術に伴うリスクやトラブルに不安を感じやすい

治療を行う上で必然的に手術を伴うインプラントは、トラブルやリスクに対する不安もつきものです。「失敗したらどうしよう」という不安は、メスを入れる以上心配になるのは当然です。

残念ながら過去には、インプラント手術中に血管や神経を損傷したトラブルもありました。現在は医療技術が以前より進化・発展しているためリスクはかなり抑えられますが、それでもゼロというわけにはいかない部分があります。

治療の不安を減らすには信頼できる歯科クリニックや医師選びを

インプラント手術に対する不安を減らすには、何よりも信頼できる歯科クリニックや医師を選ぶことが大切です。

トラブルやリスクの不安がゼロになることはないかもしれませんが、「このクリニックなら安心」、「〇〇先生なら安心して任せられる」と思えれば、治療にも前向きになれるはずです。

クリニック選びのポイントは、インプラント治療の実績が豊富な医師がいるかどうかがひとつです。特に前歯は見た目の美しさも仕上がりに求められるので、前歯治療の経験豊富な医師を見つけるほうがベターです。

人によってはかかりつけの歯科クリニックがインプラントに対応しておらず、どこにかかればいいか分からない場合があるかもしれません。そのときは一旦かかりつけの歯科クリニックに相談してみてください。かかりつけ医から歯科クリニックを紹介してもらえることもあります。

インプラント手術中・術後の痛みに対する不安

インプラント治療の手順から痛そうなイメージが生まれやすい

歯茎を切開し、骨を削りインプラントを打ち込むという治療には、「想像すると痛そう、怖い」という不安を感じる人も多いです。

確かにインプラントの手術自体は成功しても、術後に出血する可能性や痛みを感じるケースは多いです。手術中は麻酔がかかるため痛みを感じることはほとんどないものの、術後にどの程度痛みが出るのかというのは不安材料のひとつです。

抗生剤でインプラント手術後の痛みは抑えられる

インプラントの手術後の痛みについては、多少感じることもありますが処方された抗生剤を服用すればほとんど痛みを感じずに済むケースも多いです。中には痛み止めを飲まずに過ごせる人もいるそうです。

ただ痛みの感じ具合には個人差があります。まずは医師の指示通りの用法・容量を守って服用することが大切です。加えて、痛みに対する心配な気持ちを汲み取ってくれるようなクリニックを選べば、不安は減らせるでしょう。

どうしても痛みが不安なときは歯科クリニックに相談を

どうしてもインプラント手術で起こり得る痛みが不安で、全身麻酔をしてほしいと希望する場合は、個人医院より大学病院や総合病院を選ぶのも方法のひとつです。

個人医院では全身麻酔に対応していないケースがあるからです。大きな病院であれば麻酔科医が常駐していることも多いので、全身麻酔や笑気ガス、静脈内鎮静法を使用して手術できる可能性が高いです。

もちろん個人医院でも全身麻酔が可能な場合もあります。いずれにせよ、万が一全身麻酔による事故が起こった場合、迅速な対応を求められるかどうかは十分検討しましょう。

インプラント自体に対する不安

異物であるインプラントを体内に入れることへの不安

手術云々よりまず先に「異物であるインプラントを体内に入れて大丈夫か」という不安を抱える人もいます。確かにインプラントは人工物なので不安に感じるのはもっともです。

インプラント自体に対する不安は、こまめなケアやメンテナンスを心がけることで減らせる可能性があります。

インプラントの素材だけ見れば不安はほとんどなし

インプラント自体の不安は、素材だけ見れば不安に感じる必要はほとんどないといわれています。というのも、インプラントの素材はアレルギーがほとんど起こらないとされる純チタンでできているからです。チタンは軽くて丈夫な金属で、人工関節や心臓のペースメーカーにも使用されています。

チタンの特徴として、アレルギーが起こりにくい以外に骨と強固に結合するという特性があります。ほかの金属にはない性質です。だからこそ強度と耐久性が求められる歯根の代わりに適した素材といえます。

加えてチタンは劣化しにくいという特徴もあります。口の中は細菌が多い上に、噛み合わせによって想像以上に強い力がかかります。チタンはほとんど劣化しない特徴もあるため、機能性は十分と考えられます。

HAインプラントを使用する場合は予後に注意

クリニックによってはHA(ハイドロキシアパタイト)をコーティングしたHAインプラントを使うこともあります。HAインプラントはインプラント治療のスピードアップに効果的です。歯科治療には時間がかかることが多いので、よりスピーディに治療を終わらせたい場合にHAインプラントを選択することがあります。

ただ、HAインプラントはチタンインプラントに比べて治療後のトラブルが起こりやすい傾向にあるため、注意が必要です。

治療後もこまめなケアでインプラントのトラブル予防を

素材自体は素晴らしいインプラントですが、細菌が多い口の中にある以上、何かの拍子に細菌が付着する可能性はあります。細菌の付着を「チタン表面の感染」といいます。チタンへの感染が深部まで及んだ場合、インプラント周囲炎を引き起こすことがあります。

インプラント周囲炎とは、インプラントの周りの骨が炎症を起こし、進行すると骨が溶け最悪はインプラントの脱落を引き起こす炎症です。

症状は歯周病に似ていますが、インプラント周囲炎のほうが症状の悪化がしやすいのが特徴です。しかもインプラント周囲炎は重度になるまで症状が出ないことが多く、本人の自覚がないまま悪化していることも多々あるので厄介です。最悪はインプラント自体を一旦撤去しなければならない場合もあります。

インプラント周囲炎は、主に次のような原因で起こることが多いです。

  • 手術時の問題(インプラントの埋入位置不良、骨・歯肉の不足、インプラントのサイズ不適合など)
  • 手術後のケア(インプラント部分を舌で触りすぎる、歯磨きの際強くブラッシングしすぎるなど)
  • 人工の歯取り付け後(噛み合わせ不良、歯ぎしりや食いしばりなど)

歯根膜を失うことがインプラント周囲炎発症の根本

インプラント周囲炎の原因はさまざまですが、インプラントを埋め込むため抜歯をし、歯根膜を失うことが根本にあると考えられます。歯根膜とは、骨と歯根との間にある薄く柔らかいコラーゲンの膜です。

歯根膜は噛む力を支え、骨と歯根との間のクッション的な役割をはじめ、歯肉や骨への栄養補給、細菌感染した場合に深部まで感染が進行しないようにする抑制効果など、多くの役割を担っています。

ですがインプラントを埋め込むために抜歯をすれば、その部分の歯根膜は失われます。インプラントは骨と直接結合するので、歯根膜の役割を果たすものもなくなります。今まで守ってくれていた存在がなくなるため、ちょっとしたきっかけで炎症につながりやすくなります。

丁寧な治療でインプラント周囲炎の不安をなくすことが第一

万が一インプラント周囲炎を発症した場合は、日々の歯磨き、クリニックでの定期的なクリーニングによって抑制することが可能です。歯肉の厚みもチェックしてもらえれば、必要な際は骨造成で歯肉や骨の栄養を補うこともできます。歯根膜がない分、こまめなケアとメンテナンスを行いましょう。

インプラント周囲炎はインプラントの術後に起こりやすいトラブルのひとつです。一度症状が出ると完治は難しいので、できれば発症しないよう予防することが大切です。予防の第一歩は、インプラント治療の完了を急ぎすぎないことといえます。

どんな治療でも、早く終われば安心というわけではありません。トラブルが起こらないよう、歯科医には手術前の検査や診断でじっくりとチェックしてもらい、患者側も腰を据えて治療に臨むほうがいいでしょう。過剰に急いであとからトラブルで後悔しないよう、時間がかかっても丁寧な治療をすることが大切です。

インプラントの耐久性維持に定期的な噛み合わせチェックも

インプラント周囲炎以外にも、インプラントの耐久性を維持するために定期的な噛み合わせのチェックも必要です。インプラントは頑丈ですが、噛み合わせたときにかかる力は自分の体重と同程度といわれています。加えて、眠っているときや無意識下で歯ぎしりや食いしばりをする癖がある人は、体重の5~6倍の力がかかっているそうです。

どんなにインプラントが頑丈で、手術が問題なく終わっても、歯ぎしりや食いしばりを繰り返すうちにダメージを受ける可能性はあります。歯根膜がないインプラントはクッションとなる存在がなく、過剰な力がかかるとインプラントが欠損することもあるからです。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある人の場合は、歯科医と相談の上、なるべくインプラントにダメージがかからないようなケアを行いましょう。

「信頼」がインプラント治療の不安軽減のポイント

安心できるクリニックや歯科医を見つけて不安を減らそう

インプラント治療の不安は考えだすとキリがないですが、不安を減らすには信頼できる歯科クリニックや歯科医を選ぶことが第一と考えられます。インプラントは的確な手術と治療が必要なのはもちろん、術後も快適にインプラントを使えるよう、定期的なメンテナンスが必要だからです。

経済的な不安も含め、安心して相談し、任せられると思えるクリニックや医師とともに、焦らずじっくり治療に取り組んでひとつずつ不安を減らしていきましょう。

インプラントナビおすすめクリニックの選び方
  • コミュニケーションがしっかりとれる歯科医を選ぼう
  • アフターケア・アフターサポートが徹底している
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